盛岡市カイロプラクティックたんぽぽ 電話番号019-624-4976
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『カイロプラクティックでキレイな姿勢作り』 VOL.1~15

-第1回-(2005年9月1日発行)

『O脚を治してまっすぐな脚を①』

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(記事の内容)  立っているとき、両膝のあいだにすきまができるO脚は女性に多い悩みのひとつ。原因は人それぞれ異なりますが、日ごろの心がけ次第で改善することができます。めざすのはゆがみのない、スラリとまっすぐな脚です。

[O脚のタイプは2種類]

O脚には大きく分けて、骨や関節が変形した「外反膝(がいはんしつ)」によるもの(構造性のO脚)と、日ごろの姿勢のクセなどによっておこる“見かけ上の”O脚(機能性のO脚)とがあり、日本人女性に多く見られるのは後者のタイプです。

[ゆがみを生む内またの習慣]

機能性のO脚タイプの方の多くは、お尻や太ももの筋肉のバランスが悪いため、本来正面を向いているはずのひざが内側を向いた状態になっています。  これには、内またの習慣が大きくかかわっています。日常よく見られる横座りやペタンコ座り、脚組みなどは、内また習慣の代表例。このような内またのクセがついた筋肉のアンバランスは、骨盤のゆがみを招き、ここからお尻がたるみ、外ももが膨らんだようなプロポーションへとつながっていきます。
(次号vol.2へ続く)


-第2回-(2005年10月1日発行)

『O脚を治してまっすぐな脚を②』

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日本人女性には“見かけ上”のO脚が多く見られます。これは、ペタンコ座りや脚組みなどの習慣から、内またのクセがつくために起こります。内また原因の大もとは何か、自分の体をチェックしながら確認しましょう。

[股関節と骨盤のゆがみが問題]

両ひざが離れているO脚は、ひざがくっつけば解決すると思いがちです。でも、内またが原因のO脚は、脚全体を内側に向けているゆがんだ骨盤と、そこからつながる股関節に問題があります。ですから、やみくもにひざを付けるのではなく、自分の骨盤や股関節の状態を把握した上で、正しい姿勢を覚えることが大切です。

[足首や体全体のゆがみへ]

骨盤や股関節のゆがみは、足首のゆがみにも影響してきます。本来、アキレス腱は地面と垂直ですが、内また習慣があるとアキレス腱も曲がってしまい、ゆがみの悪循環を起こします。この結果、さまざまな症状が出てきます。  O客の改善には、まずは骨盤や股関節、足首を見てみましょう。原因も改善策も、ひざそのものよりも、これらのゆがみから見直さなければならないかもしれません。同時に、O脚以外の症状を抑えることにもつなげられるでしょう。
(次号vol.3へ続く)


-第3回-(2005年11月1日発行)

『O脚を治してまっすぐな脚を③』

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(記事の内容)日本人女性によく見られる“見かけ上”のO脚は、日ごろの内また習慣が大きな原因。 このO脚は、座り方や立ち姿勢に気をつかうだけで、ずいぶん改善されます。ちょっとした意識が、きれいな脚の第一歩になりますよ。

[内またになる座り方とは]

“見かけ上のO脚”とは、骨盤がゆがみ、お尻や太ももの筋肉のバランスが崩れて、膝が内側を向いた状態のこと。 この解決策として、まず日常何気なくやりがちなペタンコ座りや横座り、脚組みなど、内また習慣の原因となる座り方を意識的にやめましょう。

[3段階でひざの向きを調整]

立ち方は3つのポイントを押さえて、自然とO脚が改善される立ち姿勢のくせをつけましょう。 つま先とかかとをそろえて立ち、お尻をしめるように筋肉に力を入れ、骨盤を安定させる。 内側を向いたひざをつま先と同じ方向を向くように外側に向ける。 2のひざの向きを保ったままひざをつけ、10秒ほど固定する。


-第4回-(2005年12月1日発行)

『ピンと伸びた背筋で猫背にさよなら①』

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(記事の内容)
今、あなたの背筋は伸びていますか。デスクワークが多いと、どうしても猫背になりがち。放っておくと、姿勢はますます悪く、治りにくくなります。まずは自分の猫背のタイプを調べてみましょう。

[背中が丸く見える背骨とは]

猫背は、背中のカーブが強く、後ろに張り出している①、①の張り出しを補おうと腰を反らせた②、腰が直線状になった③、 背中から腰まで全体が丸くなった④のタイプに分けられます。①から②、もしくは①から③へと進行しやすく、現代人に多いのは、 ②と③、④はいわゆる背中が丸くなった高齢者に見られます。

[すぐに出来る猫背チェック]

A:立った時、腕はどこにある?
本来、腕は体の側面にあります。腕が前にあると、肩も前に入り込む形になり、背中が丸く見えます。
B:あごを前に出すのと引くのではどちらが楽?
出すほうが楽な場合、背中が丸くなりやすいクセが付いています。
C:背中を床に平行にして四つんばいになった時、背中を丸めるのと反らせるのではどちらが楽?
丸める方が楽な場合は、①④、反るのが楽な場合は②、どちらも動かしづらい場合は③のタイプといえるでしょう。
(次号vol.5へ続く)


-第5回-(2006年1月1日発行)

『ピンと伸びた背筋で猫背にさよなら②』

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(記事の内容)
背骨の状態は、見た目だけでなく、体全体の健康に大きくかかわっています。正しい背骨の状態や役割を知って、少しずつ猫背を改善していきましょう。

[正しいS字カーブの背骨]

猫背を横から見ると、3つのカーブがあり、可動することでさまざまな動作や姿勢を可能にしています。猫背姿勢は、このS字カーブが正しくない状態。カーブのない背骨は、衝撃を受ける力が正しい背骨の10倍にもなるといいます。結果、足首やひざなどの関節や筋肉に負担がかかり、体全体の健康に影響を来します。正しいS字カーブを保つことは、見た目の美しさ以外にも重要なことなのです。

[猫背になってしまう背景]

日常生活で前かがみになる場面は、家事やデスクワークなど多々あります。 また、内臓が不調だったり、ストレスや疲れがたまると、自然と背中は丸まってきます。そこで大切なのは、背中が丸背骨以外の部位も調整し、姿勢が自然とまっすぐになるように導いていくのが得策です。
(次号vol.6へ続く)


-第6回-(2006年2月1日発行)

『ピンと伸びた背筋で猫背にさよなら③』

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(記事の内容)
猫背は、丸まった背骨をまっすぐにしようとすれば改善されるわけではありません。背骨以外の部位から、自然と背筋が伸ばせるポイントを覚えましょう。

[肩の正しい位置を思い出す]

自分でチェックしやすいのが肩の位置です。まず、肩甲骨を中心に寄せ、横から腕を上げます。このとき、天井に引っ張り上げるように伸びます。体の横に腕を下ろし、真下に力を抜きます。これが正しい肩の位置。横から見ると、耳の穴、肩の中心、骨盤が一直線に結ばれます。
はじめからこの姿勢を保つことは難しいもの。気がついたときに行って、自然と正しい肩の位置をリセットしましょう。

[骨盤の位置に気を付けて座る]

いすに座る姿勢も意識しましょう。理想の姿勢は、骨盤の座骨に体重をかけ、座骨の真上に座るようにした状態。デスクワークが多い人は、背もたれに寄りかかり、腰骨の上からお尻の真ん中辺りに体重をかけて座りがちです。いすはひざよりも腰骨の位置を高くするといいでしょう。腰が深く沈みこむソファはくつろぎやすいですが、猫背の原因になります。一見、楽な姿勢はとかく背中が丸くなりやすいのです。
少しの意識で猫背は大きく改善されます。気がついたとき、まずは体を動かして、正しい姿勢を思い出す癖をつけるようにしたいものです。


-第7回-(2006年3月1日発行)

『健康な体はゆがみのない骨盤から!①』

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(記事の内容)  最近、雑誌やテレビなどで取り上げられる「骨盤ダイエット」など、“骨盤”という言葉を多く耳にします。なぜ、骨盤が注目されているのでしょうか。骨盤の役割や姿勢との関係を探ってみましょう。

[体の土台になる骨盤]

骨盤は、上半身と下半身をつなぐカらだの中心にあり、骨格を支える土台となる骨です。ウエスト部分の「腸骨」、座るとイスに当たるお尻の「坐骨」、膀胱の下の「恥骨」、尾てい骨の上にある「仙骨」から成り、腸や子宮などの臓器を包み込むような形が特徴。女性の方が、男性よりも横に広い構造になっています。

[骨盤のゆがみが不調の原因!?]

仙骨には大切な神経が出入りしていて、その神経は脚や内臓などへ命令を伝えています。そのため、もし骨盤がゆがんでいる場合、神経に支障を来たしたり、内臓そのものへ負担をかけたりと、不調の原因になりかねません。特に女性は、子宮や卵巣などが骨盤の中に収まっています。生理痛や婦人科疾患などは、骨盤のゆがみが潜んでいる場合もあるのです。また背骨のゆがみへと進展し、猫背や腰痛、肩こりなど、体全体の不調につながるケースもあります。
健康な体には、ゆがみのない骨盤が必要不可欠だと認識しておきましょう。
(次号vol.8へ続く)


-第8回-(2006年4月1日発行)

『健康な体はゆがみのない骨盤から!②』

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(記事の内容)
体の中心で全身の骨格のかなめとなる骨盤。骨盤のゆがみは、体調から姿勢まで人の体に大きくかかわってきます。さっそく、あなたの骨盤の状態をチェックしてみましょう。

[骨盤のゆがみをチェック]

□脚を組んだり、床に座る時に脚をくずすことが多い
□O脚、X脚である
□立つとき片足に体重をかけて立つのがラク
□生理痛や生理不順がある□出産、またはギックリ腰の経験がある
□強く尻もちをついた経験がある
□左右で靴底の減り方が違う
□寝るときはうつぶせや横向きの方がラク

[現代人の気付かない不調の原因]

一つでもチェックされた項目があれば、骨盤はゆがんでいると思っていいでしょう。ただし、一つも当てはまらない人はあまりいないはず。現代人のほとんどは、骨盤がゆがんでいるといっても過言ではないからです。正常な骨盤であれば、体が本来持っている働きは正常に機能します。神経からの命令が各器官にきちんと伝わり、筋肉がバランスよく使われるなどしてエネルギーが効率よく代謝されます。
その結果、体調が回復したりダイエット効果が生まれる場合もあります。現代人は忙しい日々に追われて、不調の状態が普通と思い込んでいることもあるようです。骨盤に注目すれば、悪姿勢や体の不調を改善できるかもしれません。
(次号vol.9へ続く)


-第9回-(2006年5月1日発行)

『健康な体はゆがみのない骨盤から!③』

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(記事の内容)
骨盤のゆがみは大きく分けて4パターンに分類できます。これは、日ごろの姿勢や行動のクセがゆがみの特徴と大いに関係しているからです。あなたはどのゆがみタイプにあてまるでしょうか。

A ひらきタイプ
□ぺたんこ座りがラク □骨盤から太もものつけ根にかけてのラインがハの字になっている
□立ったとき、ひざのお皿が内側を向いている
B ねじれタイプ
□イスに座るときに脚を組むクセがある
□片足に重心をかけて立つのがラク
□歩いているうちにスカートがくるりと回る
C 反りタイプ
□仰向けに寝ると腰と床の間にすき間ができる
□立ったときつま先寄りに体重がかかりやすい
D 丸まりタイプ
□ 固い所に座るとお尻の骨(尾骨や仙骨の辺り)が当たる
□ 脚を伸ばして座る長座で、背筋を伸ばすのが難しい

[ミックスして表れるゆがみ]

チェックされた項目が一番多いものが、あなたのゆがみタイプと考えられます。また、CとDは逆のタイプですが、AとD、BとCなどミックスした状態にもなり得ます。次回から、それぞれのタイプに応じた改善方法を勉強しましょう。
(次号vol.10へ続く)


-第10回-(2006年6月1日発行)

『健康な体はゆがみのない骨盤から!④』

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(記事の内容)
骨盤のひらきタイプとねじれタイプのゆがみを改善するエクササイズを紹介します。初めは無理のない範囲で行い、少しずつ大きな動きにしていきましょう。エクササイズ1 [柔軟性を取り戻す編]
1.足を開き、ひざを伸ばして座る。つまさきとひざは天井か外側に向ける。
※ひらきタイプは内側を向きやすいので注意
2.右の座骨に体重をかけ、後ろに体重を移動しながら上半身も移動。そのまま左の座骨に体重、上半身を移動する。
3.前屈気味になるように、体重と上半身を左前に移動。右側に移動して一周する。
4.1~3を5~10回、逆回りも同様に行う。
※ねじれタイプは回りにくい方向を重点的に行う
エクササイズ2[筋肉を鍛える編]
1.仰向けに寝て、腰骨が床から浮かないように手を当てる。
2.右脚を上げ(90度を目標に)、そのまま外側に広げ、外くるぶしが床を向いた状態で、足首を左右に1回ずつ回す。
※ひらきタイプは、特に腰が浮きやすいので当てている手を意識して
3.広げた脚を上に戻して、下に下ろす。
4.再び脚を上げ、今度は内側に倒す。内くるぶしが床を向いた状態で、足首を左右に1回ずつ回す。
※腰が浮かないように注意
5.脚を上に戻して、下に下ろす。左右の脚で各5~10回行う。
※ねじれタイプは、倒しにくい方を重点的に行う
痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談しましょう。
(次号vol.11へ続く)


-第11回-(2006年7月1日発行)

『健康な体はゆがみのない骨盤から!⑤』

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(記事の内容)
骨盤の反りタイプと丸まりタイプのゆがみを改善するエクササイズ紹介します。初めは無理のない範囲で行い、少しずつ大きな働きにしてきましょう。

エクササイズ1[柔軟性を取り戻す編]

1.四つんばいになり、へそを覗き込むように体を丸める(そのまま10秒保持)。 ※反りタイプは丸まりにくいので背骨を意識しながらゆっくり行う
2.体を元に戻し、今度は顔を上げ、へそを床に押しつけるように体を反らす(そのまま10秒保持)。 ※丸まりタイプは、首だけ伸びやすいので、腰を反らすように意識する
3.1と2をそれぞれ10回ずつ行う。 ※動作は大きく行いましょう

エクササイズ2[筋肉を鍛える編]

1.ひざを曲げて仰向けになり、手は腰骨の下に入れる。
2.お尻、背中、頭、掌を床につけたまま、息を吐きながら腰を天井方向に持ち上げて2秒止める。息を吸いながら腰を下ろす。 ※丸まりタイプは、腰が上がりにくい
3.次に、息を吐きながら腰で下の手を押すように下げて2秒止める。息を吸いながら腰を元に戻す。 ※反りタイプは腰が下がりにくい
4.2と3をそれぞれ3~10回ずつ行う。 ※腰が動きにくい方を重点的に行い、均等に動かせるように定着させましょう

痛みがあるときは無理をせず、専門家に相談しましょう。
(次号vol.12へ続く)


-第12回-(2006年8月1日発行)

『健康な体はゆがみのない骨盤から!⑥』 

s-poran12(記事の内容)  人それぞれ、歩き方にはクセがあるもの。正しい姿勢で歩くことは、骨盤を整えることにもつながります。自分の歩く姿勢、歩き方を見直してみましょう。

[歩く姿勢の整え方]

整った骨盤作りには、歩き始めの姿勢が肝心。歩き出す前に、正しい姿勢にリセットする方法を覚えましょう。正しい姿勢は、常に意識することが大切です。
1.ばんざいをして、つま先立ちになる。
2.天井に向かって伸び、お尻を締める。
3.お尻を締めたままかかとを下ろし、両腕を下ろす。
B 1.手を後ろで組み、後ろに伸ばして胸をそらす。
2.片足を軽く上げ、かかとから下ろす。
3.反対の脚も同様に行い、両腕を戻す。
(AもしくはBどちらでも可)

[足の裏の着き方を意識して歩く]

姿勢が整ったら歩き出します。足への体重の乗せ方を特に意識してみましょう。
1.脚はひざから出し、かかとから着く。
2.かかとを着いたら、土踏まず、足の指先へと順番に体重を 乗せるように意識する。
3.反対の脚も同様に繰り返す。
歩き方を意識するほかに、歩きやすい靴を選ぶことも心がけましょう。また、ハイヒールの場合でも、脚の運び方は基本的には同じです。かかとから着き、靴の中で土踏まずから指先へと体重を移動させることを意識して歩きましょう。               (次号vol.13へ続く)


-第13回-(2006年9月1日発行)

『美しい姿勢で歩く①』

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(記事の内容)  自分の歩き方のクセは、なかなか気付かないものです。実際の歩き方と自分のイメージは大きく違うことも。一度周りの人に、客観的に見てもらうといいでしょう。

[歩き方にもクセがある]

歩き方は、体の上下の動きや、肩やお尻の振り具合で生じるねじれが、クセとなって表れます。脚を着いた時に膝が沈んだり、逆に伸び上がったりする場合、上下の動きが大きくなります。後者はスポーツ選手に多く見られるパターンです。脚を踏み出した時、頭や肩が上下にぶれていないか確認を。
ねじれは、腕やお尻の振りの大きさが左右で違うため起こります。ひざ、つま先、へそは、常に正面を向いていることを意識しながら歩くようにしましょう。

[歩き方に表れる体調や気分]

体の動きが大きいほど、体への負担やエネルギー消費量は多くなります。歩き方も同じで、調子や気分が良いときは自然と動きが大きくなります。反対に体調がすぐれず元気がないと、視線は下を向き、脚もあまり上がらなくなります。高齢になるほど、歩き方がゆっくりと、動きが小さくなるのも、無意識のうちに体に負担をかけないようにしているためです。歩き方やその姿勢は、自分の体調や気分のバロメーターになると心得ておきましょう。
(次号vol.14へ続く)


-第14回-(2006年10月1日発行)-

『美しい姿勢で歩く②』

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(記事の内容)
歩く姿勢は気分や体調のバロメーター。背筋をピンと伸ばして歩くだけでも、目線の高さや、周りに与える印象は変わります。歩く姿勢から、気持ちを変えてみませんか。
Point”   脚の付け根、腕の付け根をみぞおち付近から動かすように意識しましょう。身体の中心から動かすことを意識すると、自然と背筋が伸びてきます。

[歩き方の基本]

1.頭を下げず。目線は水平に保つ。
2.おなかを引き上げる。
3.つま先をかかとから着地し、土踏まず、つま先へと重心を移動する。
※へそ、ひざ、つま先は常に進行方向をむいていること
4.肩と腰骨とひざの3点が一直線上にのるように。横から見たとき、「人」という文字を描くイメージで。
(次号vol.15へ続く)


-第15回-(2006年11月1日発行)-

『美しい姿勢で歩く③』

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(記事の内容)
正しい姿勢で歩いている人は案外少ないものです。背筋をスッと伸ばし、さっそうと歩く人と、姿勢が悪く見える人とでは、一体何がちがうのでしょうか。

[悪い姿勢は筋肉の衰えから]

歩く姿勢が悪い人に多く見られるのは、背中が丸くなることで腰の位置が下がり、お腹を前につき出すような歩き方。こうなると、目線は下向きになり、前に出す脚は膝も伸びなくなります。ヒールの高い靴を履く人も、油断するとこのような姿勢になりやすいようです。
これは、歩く時に使う筋肉を正しく使ってないことが原因。姿勢が悪い人ほど、綺麗な姿勢を保つ筋肉(抗重力筋)が衰えており、それらの筋肉を上手に使わないことで、いっそう姿勢も悪くなるのです。理想は、肩、腰、ひざのラインがまっすぐになっていること。まずは目線を上げ、みぞおちの辺りから腕、脚を動かすようにします。腕は後ろに引くことを意識し、前後のバランスをとるイメージを持つといいでしょう。


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