たんぽぽでは、各人の状態に合わせて、部位への集中施術も行います。
これは、症状を直接的に解消するためというよりは、復調しにくい状態に陥っている体を、回復できる状態に戻すという目的で行います。
部位への集中施術といっても、「肩こりがひどいから肩を集中的に行う」「腰が痛いから腰を集中的に行う」といったものではありません。
復調の道筋を歩むために、回復を妨げている背景の問題を解消する（機能低下している部分を回復させる）というものです。
部位への施術と言っても、「全身はつながっている」ことを前提としております。
部位への集中施術は、その部位が整うことで、そこで起きた変化を起点にしてほかの部位も新たなバランスを構築し、結果的に、全身が整っていくというものです。
部位別の集中施術で、主に行うものを紹介します。
背骨は、体の大切な柱です。
柱として、背骨には、体を支える役割と体を動かす役割を担っています。
つまり、背骨には、支えるだけの”強さ”と、滑らかに動けるだけの”柔らかさ”が求められます。
“強さ”と”柔らかさ”という矛盾した両面を満たしてこそ、背骨は柱としての役割を果たせるのです。
不調を抱えている方の多くは、部分的に、あるいは全体的に、背骨が固まっています。
背骨の固まり方を、その人の癖（＝ゆがみ）とすると、背骨の癖は、その人の、これまでの体の使い方（姿勢、動かし方、心身の緊張）の歴史が集積しているといえます。
柱である背骨が硬くなれば、全身も硬くなり、逆に柔らかければ、全身も柔らかくなります。
せぼねの整体では、背骨を構成する一つ一つの骨や、つながっている筋肉・靭帯を、丁寧に整え、癖を解消していきます。
そうすることで、“強さ”と”柔らかさ”を満たした、”しなやかな背骨”を取り戻していきます。
そして、自在にしなる背骨を起点として、全身のしなやかさを取り戻していきます。
