たんぽぽでは、各人の状態に合わせて、部位への集中施術も行います。
これは、症状を直接的に解消するためというよりは、復調しにくい状態に陥っている体を、回復できる状態に戻すという目的で行います。
部位への集中施術といっても、「肩こりがひどいから肩を集中的に行う」「腰が痛いから腰を集中的に行う」といったものではありません。
復調の道筋を歩むために、回復を妨げている背景の問題を解消する(機能低下している部分を回復させる)というものです。
部位への施術と言っても、「全身はつながっている」ことを前提としております。
部位への集中施術は、その部位が整うことで、そこで起きた変化を起点にしてほかの部位も新たなバランスを構築し、結果的に、全身が整っていくというものです。
部位別の集中施術で、主に行うものを紹介します。
古くから、「体のゆがみは、末端で固定される」といわれています。
体の末端には、頭、手足がありますが、中でも、手は、その人の癖の宝庫といっても過言ではない部分です。
手にある癖(ゆがみ)には、全身のゆがみが反映されているものなのです。
手に自覚するような不調がない場合でも、本来の状態からすると、誰でも、複雑にねじれています。
また、手には、本来なら必要のない「力み」の習慣が、わかりやすく現れていたりもします。
手の整体では、手にある全ての骨、筋肉・腱、靭帯、関節を対象とします。
手本来の滑らかな動きを回復させることで、全身にある癖(ゆがみ)の解消につなげていきます。
「脳の機能低下防止には、手先を動かすことが効果的」と言われています。
しかし、癖のある手を、いくら動かしたところで、疲労の蓄積の方が先で、脳の活性化にはつながりにくいものです。「手の整体」で、手指や手首の癖を解除していくことで、脳の機能も活性化します。